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2026.06.16更新

解体工事でよく見るアスベスト以外の有害物質とは?

こんにちは、ヤマノイです。

解体工事について調べていると、「アスベスト」という言葉を目にする機会が多いのではないでしょうか。

アスベストは健康被害との関係から社会的な関心も高く、解体工事においても事前調査や適切な処理が義務付けられています。

しかし、実は解体工事で注意しなければならない有害物質はアスベストだけではありません。

古い住宅や工場、倉庫、事務所などには、過去に使用されていたさまざまな有害物質が残っている場合があります。

これらの物質を適切に処理せずに解体工事を行うと、作業員の健康被害だけでなく、周辺環境への影響や法律違反につながる可能性もあります。

今回は、解体工事でよく見かけるアスベスト以外の有害物質について詳しくご紹介します。

 

なぜ有害物質の調査が必要なのか

 

昔の建築材料や設備には、当時は便利な材料として広く使用されていたものの、後になって人体や環境への悪影響が判明した物質が数多くあります。

建物を解体する際には、壁や天井、設備などを取り壊すため、それらに含まれる有害物質が飛散したり流出したりする危険性があります。

そのため現在では、解体工事を行う前に建物の状況を調査し、有害物質の有無を確認したうえで適切な方法で除去・処分することが重要となっています。

 

PCB(ポリ塩化ビフェニル)

 

解体工事において特に注意が必要な有害物質の一つがPCBです。

PCBは絶縁性や耐熱性に優れていることから、昭和30年代から40年代にかけてさまざまな電気機器に使用されていました。

主な使用箇所としては、

  • 蛍光灯の安定器
  • 変圧器(トランス)
  • コンデンサー
  • 電気設備機器

などがあります。

PCBは人体に蓄積しやすく、健康被害を引き起こす恐れがあるため、現在では製造・使用が禁止されています。

特に古い工場や事務所、商業施設などを解体する際には、PCB含有機器が残されているケースがあります。

通常の産業廃棄物として処分することはできず、法律に基づいた特別な処理が必要になります。

 

鉛(なまり)

 

鉛は古くから塗料や配管材料として使用されてきました。

古い建物では、

  • 鉛を含む塗料
  • 給水配管
  • 防錆塗装
  • 鉛板

などに使用されていることがあります。

解体工事中に塗装面を削ったり破砕したりすると、鉛を含んだ粉じんが発生することがあります。

鉛は人体に取り込まれると神経系や腎臓などへ悪影響を与える可能性があるため、適切な飛散防止対策が必要です。

特に昭和時代に建築された建物では、鉛含有塗料が使用されていることがあるため注意が必要です。

 

水銀

 

水銀も解体工事で見つかることがある有害物質です。

近年ではLED照明が主流となっていますが、昔は多くの施設で水銀を含む製品が利用されていました。

代表的なものとして、

  • 蛍光灯
  • 水銀灯
  • 温度計
  • 圧力計
  • 一部の電気スイッチ

などがあります。

水銀は環境中へ放出されると土壌や水質汚染の原因となるため、専門的な方法で回収・処理しなければなりません。

学校や工場、公共施設などの解体工事では、水銀を含む設備が見つかることも少なくありません。

 

フロン類

 

フロン類は冷却設備などに使用されている物質です。

人体への影響よりも、地球環境への影響が問題視されています。

主に、

  • 家庭用エアコン
  • 業務用エアコン
  • 冷蔵庫
  • 冷凍設備

などに含まれています。

フロンガスが大気中へ放出されると、地球温暖化やオゾン層破壊の原因となるため、法律に基づいて回収しなければなりません。

解体工事の際には、建物内の空調設備を事前に確認し、専門業者によるフロン回収を行います。

 

廃油や薬品類

 

工場や整備工場、倉庫などの解体では、廃油や薬品類が残されていることがあります。

例えば、

  • エンジンオイル
  • 潤滑油
  • 塗料
  • シンナー
  • 洗浄剤
  • 接着剤

などです。

これらは長期間放置されていることも多く、容器が劣化して漏れ出している場合もあります。

薬品によっては引火性や毒性を持つものもあるため、慎重な取り扱いが求められます。

解体工事前には残置物の確認を行い、適切な方法で回収・処理を行います。

 

シロアリ防除剤

 

一般住宅で見落とされがちなのがシロアリ防除剤です。

昔の住宅では、現在では使用が禁止されている強力な薬剤が使われていたケースがあります。

床下や土台部分に薬剤が残っている場合があり、解体工事中に取り扱いへ注意が必要となることがあります。

古民家や築年数の古い住宅では特に確認が必要なポイントの一つです。

 

有害物質が見つかった場合の解体工事

 

有害物質が見つかったからといって、建物を解体できなくなるわけではありません。

重要なのは、適切な調査と適切な処理です。

一般的な流れとしては、

  1. 現地調査
  2. 有害物質の確認
  3. 必要に応じた分析調査
  4. 除去・回収作業
  5. 適正処分
  6. 解体工事

という手順で進められます。

事前にしっかりと調査を行うことで、安全に解体工事を進めることができます。

 

解体業者選びも重要です

 

解体工事では建物を壊す技術だけでなく、有害物質への知識や法令遵守も重要です。

経験の少ない業者や不適切な処理を行う業者に依頼すると、

  • 工事の遅延
  • 追加費用の発生
  • 法令違反
  • 周辺環境への影響

などのトラブルにつながる可能性があります。

そのため、事前調査をしっかり行い、安全管理や廃棄物処理について説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

 

まとめ

 

解体工事ではアスベストに注目が集まりがちですが、実際にはPCB、鉛、水銀、フロン類、廃油、薬品類など、さまざまな有害物質が存在する可能性があります。

これらの有害物質は建物の種類や築年数によって異なりますが、適切な調査と処理を行うことで安全に解体工事を進めることができます。

株式会社ヤマノイでは、事前調査を丁寧に行い、法令を遵守した安全な解体工事を心掛けています。住宅はもちろん、倉庫や工場、事務所などの解体についてもご相談を承っております。

解体工事をご検討の際は、ぜひお気軽に株式会社ヤマノイまでお問い合わせください。お客様の大切な建物を、安全かつ適正な方法で解体いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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