解体工事でよく見るアスベスト以外の有害物質とは?
こんにちは、ヤマノイです。
解体工事において「有害物質」と聞くと、多くの方がアスベスト(石綿)を思い浮かべるのではないでしょうか。
確かにアスベストは健康被害との関係から厳しい規制が設けられており、解体工事前の事前調査も義務化されています。
しかし、古い建物にはアスベスト以外にも注意が必要な有害物質が使用されている場合があります。
これらの有害物質を適切に処理しなければ、作業員だけでなく周辺住民や環境にも影響を及ぼす可能性があります。
今回は、解体工事で見かけることがあるアスベスト以外の有害物質についてご紹介します。
なぜ有害物質への注意が必要なのか
昔の建築資材や設備には、当時の技術では便利とされていたものの、現在では人体や環境への影響が問題視されている物質が含まれていることがあります。
解体工事では建物を取り壊すため、これらの物質が飛散したり漏れ出したりするリスクがあります。そのため、事前調査や適切な処理が非常に重要です。
PCB(ポリ塩化ビフェニル)
解体工事で特に注意が必要なのがPCBです。
PCBは絶縁性能や耐熱性に優れていたことから、昭和40年代頃までさまざまな電気機器に使用されていました。
主な使用箇所は以下の通りです。
- 古い蛍光灯の安定器
- 変圧器(トランス)
- コンデンサー
- 一部の電気設備
PCBは人体への悪影響が確認されており、現在は製造・使用が禁止されています。
古い工場や事務所、店舗などの解体工事ではPCB含有機器が残っている場合があり、専門的な処理が必要となります。
鉛
鉛は古い建物の塗料や配管などに使用されていることがあります。
代表的な例として
- 鉛含有塗料
- 給水管
- 防錆塗装
などがあります。
解体時に塗膜が粉じんとなって飛散すると、人体へ悪影響を及ぼす可能性があります。
特に築年数の古い建物では鉛を含む塗料が使われているケースもあるため注意が必要です。
水銀
水銀は過去にさまざまな製品へ利用されていました。
解体工事で見つかることがあるものとして、
- 蛍光灯
- 水銀灯
- 温度計
- 圧力計
- 一部のスイッチ類
などがあります。
水銀は適切な方法で回収・処理しなければ環境汚染の原因になります。
特に工場や大型施設では、水銀を含む設備が残っていることもあります。
フロン類
フロンガスは人体への直接的な毒性は高くありませんが、地球温暖化やオゾン層破壊への影響が問題となっています。
以下の設備に含まれていることがあります。
- エアコン
- 業務用冷蔵庫
- 冷凍設備
- 冷水機
これらの機器を解体前に適切に回収しなければ法律違反となる場合があります。
そのため、専門業者によるフロン回収が必要です。
廃油・薬品類
工場や作業場などの解体では、建物内に残された廃油や薬品類が見つかることがあります。
例えば、
- 機械油
- 潤滑油
- 塗料
- シンナー
- 洗浄剤
などです。
長期間放置された薬品は成分が不明な場合もあり、慎重な取り扱いが求められます。
シロアリ駆除剤
意外かもしれませんが、古い住宅ではシロアリ駆除剤に有害な化学物質が使用されていたことがあります。
現在では使用が禁止されている薬剤もありますが、建物の土台や床下に残っているケースがあります。
解体時には適切な処理を行いながら作業を進める必要があります。
有害物質があっても解体できるの?
もちろん解体工事は可能です。
ただし、有害物質が確認された場合には、
- 事前調査
- 適切な除去・回収
- 法令に基づく処分
- 安全確認後の解体
という流れで進める必要があります。
有害物質の種類によっては専門業者との連携が必要になることもあります。
そのため、経験豊富な解体業者へ依頼することが大切です。
解体工事は事前調査が重要です
建物の見た目だけでは、有害物質の有無を判断することはできません。
特に築年数の古い建物では、
- アスベスト
- PCB
- 鉛
- 水銀
- フロン類
などが含まれている可能性があります。
解体工事を安全かつ適正に行うためには、事前調査をしっかり行い、法令に従って処理することが欠かせません。
まとめ
解体工事ではアスベストが注目されることが多いですが、それ以外にもPCB、鉛、水銀、フロン類などさまざまな有害物質が存在する可能性があります。
これらを適切に処理することで、作業員の安全確保はもちろん、周辺環境への影響も最小限に抑えることができます。
株式会社ヤマノイでは、安全を第一に考え、各種法令を遵守した解体工事を行っております。
古い住宅や工場、倉庫などの解体をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
建物の状況を確認し、お客様に最適な解体プランをご提案いたします。

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